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2015-01-01から1年間の記事一覧

『グランド・ブダペスト・ホテル』。人物やオブジェクトを正面から捉えるような構図が基本になっていて、しかもリジッドな感じ。色彩も相まって、各場面がページで切り取られた絵本を見ているような印象。

料理するとき、必ずしも正確にレシピ通りにやらないことは多い、作る量、素材の手に入りやすさの問題、この素材は嫌い、ここにはこれをもっと加えたほうがいい、この工程は手間がかかる…。そういうバリエーションをうまく記録したり、見えるようにしたりでき…

『未来世紀ブラジル』。こうやって誰もが自分の生活を衆目にさらすようなことをしているのに、監視社会といわれてもあまり思うところはないけど。全編通じて、コントっぽい仕掛けがちりばめられている。おふざけの、皮肉のこもった未来像は見てて楽しい。「…

他人を論破できる、ということは必ずしもよいことではなくて。陰謀論とまでは言わないまでも、自分の都合のいいことだけを導けてかつ反駁できないような強すぎる前提に頼っているのかもしれない。

物も、他人のこと、自分のことも大事にできない。大事にできるものを見つけたい。

映画やドラマ、何事もなく話が進むなんてことはなく、それをエンターテイメントたらしめるための当たり前のハプニングの連続があり、フィクションであると分かっていても、それが結構ストレスで、何度も視聴をやめたくなる気持ちをこらえながら見る。終わっ…

冷たい夜風を感じて、気分が高揚する。

考えたことを書き留めておきたいと思うことはあるけれど、長続きはしない。少ないながらも、書いたものも、すぐに消したくなる。何も残らない。そもそも、残さない方がいいと、考えることもある。